根管治療が終わったので本来は冠を被せる治療をしたかったのですが、緊急な事態のため、治療方法を変更して一回で充填して終了しました。
1、画像は根管治療が終了した所です。神経を除去する治療を終えて痛みなどの症状はは全くありませんでした。この後、本来は3回の通院で冠を被せる所ですが、事情が変わったため、虫歯の治療法を応用して診療しました。それで先ず歯に接着の処理をし、歯の象牙質に強固に接着する接着充填をしてこの事態に対応しました。
2、接着性のコンポジットレジンの詰め物を歯の周りに積み上げている所です。
3、最後に歯の形態が出来ました。咬合調整と研磨をして通院回数は一回で終わりました。時間は一時間半かかりました。毎日の歯科の診療では思わぬ事が時には起きますが、今回の様な症例は初めてです。これが出来たのも歯に接着して歯と詰め物が強力に結合させる技術が開発されたからです。一昔前でしたらこの様な対応は出来ませんでした。この治療法で暫くはもってくれる可能性はあると期待しています。しかしいずれは冠を被せる事が必要になるかもしれません。