鈴木歯科医院(成城)(世田谷区/成城学園前駅)

blog アートボード 1 - 虫歯の再治療

虫歯の再治療

いつもの通り、審美的で虫歯の再発が少ない治療をしました。

1 150x150 - 虫歯の再治療 1、4~5年前に虫歯治療をした時に、銀のインレーを入れられました。上顎の大臼歯なのであまり金属が目立たないかもしれませんが、下顎の歯でしたらこの金属はかなり目立つ所でしょう。

2 150x150 - 虫歯の再治療 2、麻酔をしてから金属インレーを外したところ、かなりの虫歯が進んでいました。これは金属インレー療法の宿命です。歯と金属との境界線から細菌が侵入して虫歯が再発し易いのです。このような療法をしているといずれ歯を失う事に繋がります。そうならない虫歯治療をこれから始めます。

3 150x150 - 虫歯の再治療 3、麻酔下で虫歯を取り、歯に接着の処理をしてから、接着性の充填材を少しずつ積層・重合します。

4 150x150 - 虫歯の再治療 4、歯の形が出来たので、咬合調整・研磨などをして一時間半の治療時間で終わりました。確実な口腔清掃と定期検診をされればこれは長く保つと思われます。この後すぐに食事出来ます。歯を広い範囲で削ったので、時には水等に凍みる知覚過敏を感ずる時が有りますが、通常は数日、又は数週間で治まると思われます。

 

*, 虫歯治療の時は金属を鋳造したインレーを詰める症例が多く見られます。殊に奥の臼歯部で隣の歯との境に虫歯が発生した時はほぼこのやり方で治療されているようです。虫歯の多くは隣の歯との境に発生しますが、これはそもそもここに細菌が大量に貯蔵され、増殖したままになっているからです。隣の歯との間の隣接面は虫歯や歯周病の好発部位です。ここに潜んでいる細菌は歯ブラシでは取れません。ここを無菌化しなければなりませんが、そのためにはどうしても歯間ブラシやフロス等の補助的清掃用具をうまく運用しなければなりません。歯ブラシだけでは口の中は完全に無菌化されません。歯ブラシと補助的清掃用具の両方の使い手になる必要がどうしてもあります。                                                                                                                奥の歯の臼歯にこの様な虫歯が多発します。金属インレーは削った所を完全に封鎖しづらいので、ここに金属を詰めると再び虫歯が再発する恐れがあります。再び虫歯が再発しない為には削った所に詰めるものは歯に接着する接着性充填をするべきです。                                                   当院は虫歯治療は全てこの方法で行っています。今回の症例は其の一例です。

 

 

 

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