虫歯になったら又再発するするようなことがあってはいけません。再発しにくく、また審美的にも優れた治療が望まれます。
1、虫歯治療の時に詰めた金属インレーが外れたので来院されましたが、虫歯が再発していました。良く見られるケースです。
2、麻酔下で、再発した虫歯と新たなむし歯も取り除きました。歯に接着する素材をこれから充填するために、歯に接着の処理をしました。
3、隣の歯と隣接する所から接着充填を始めます。
4、少しずつ積み上げてゆき、元の形に近づいたので噛み合わせの調整と研磨をして完成しました。このあとすぐに食事やブラッシングをしても大丈夫です。
* この治療は現在の最先端の方法です。
詰めた物は歯と同じ色なのでどこを詰めたか殆ど分からず、審美性に大変優れています。
また大抵は虫歯治療の時に金属を詰めますが、この治療法だと詰めた金属と歯との境目から細菌が侵入し、多くの場合、再び虫歯が再発します。
しかし今回の接着性の充填材は、詰めた素材と歯との境目がしっかりと接着して繋がっており、ブロックしているのでここから細菌が侵入する事が無く、
結果として虫歯の再発が少なくなります。
虫歯が再発してこれが進むとどうなるでしょうか。深い虫歯に金属インレーを詰めた所に虫歯が再発して進行すると、細菌が歯髄(神経)にまで波及し、
強く凍みたり激しい痛みが出たりします。その結果、根管治療、いわゆる神経を取る治療をしなければなりません。
根管治療は当医院では数千回の症例が有り、それなりの成果を上げていますが、虫歯治療とは次元が違う難しい治療です。歯にラバーダムをかけて無菌化治
療を確保し、顕微鏡を覗きながら治療する必要があります。数回の通院が必要ですし、根管治療が終わったら次に歯に冠を被せる治療をしなければならず、
これに精密な作業をすると更に3回の通院が必要になります。
ですから、出来れば根管治療にまで進まない様な虫歯治療をしておくべきではないでしょうか。
金属インレーを詰める虫歯治療は余程の精密性が要求されますが、それでもいずれは虫歯再発の恐れがあります。
また金属インレーは金属色が有り、これが口の中で目立つ欠点があります。
この様な幾つかの理由で金属充填法は避けた方が宜しいかと思います。
また金属では無く、陶材(ポーセレン)を詰める虫歯治療法もあります。
これも審美性に優れていますが当院では採用していません。何故なら治療回数が一回では無く、二回かかります。二回通院しなければなりません。
ポーセレンはとても綺麗ですが、硬いので時々ヒビが入ったり欠けたり割れたりする欠点が有ります。そうなると全て外して最初からもう一度やり直しが
求められます。
ところが当医院の治療する歯と同じ色の充填材は割れにくい性質があります。またもし欠けたりしてもすぐに修正する事が出来、全とっかえする事がありま
せん。
この治療法は全世界の審美治療家が行っている方法です。しかしこれにはそれなりの技術と経験が求められます。
当院はこの様に一番良いトップクラスの治療を全ての治療に行っています。