これ以上虫歯が深く進行していたら歯髄組織(神経)を取らなければならなかったのが、ぎりぎりのところでそれを回避でき、充填処置だけで済んだ症例です。その日に充填が出来、歯の色と同じもので、しかも歯に強固に接着して歯が長持ち出来る接着性審美的即時充填をして治療が終わりました。
1 画像中央の歯ですが、過去に虫歯治療をした所が歯冠清掃不足の為、また再発しました。水に強く凍みます。
2 麻酔下で古い充填物と再発した虫歯を除去しました。あと1~2mm深ければ歯髄を除去する根管治療をしなければならない所でした。
3 歯に接着の処置をしてから、ポーセレン系の接着性充填材を少しずつ積層充填します。
4 形態が完成したので、咬合調整と研磨をして終わりました。この後すぐに食事、歯磨きする事が出来ます。術前の冷水痛は徐々に消えて行きました。